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美しさは、内側から滲むもの ―― ミス・ワールドの言葉と、スーパーモデルの朝の習慣

しぜんのまほう
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わたしには、きれいなものを見ると つい立ち止まる癖があります。

花でも、空でも、人でも。

これまでに、「美しいな」と感じて 思わず見入ってしまった人を、ふたり紹介します。

国も、世代も、仕事もちがうふたりです。

でも、しばらく眺めているうちに 気づいたことがありました。

わたしが見ていたのは、 顔立ちではなくて、佇まいのほうでした。

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美しい人

ひとりめ ―― ミャンマーから来た、新しいミス・ワールド

ひとりは、ソー・ミャインツ・ルウィンさん。

2026年6月、ハノイで開かれた Miss Multicultural World(世界多文化美人コンテスト)で 20の国と地域の代表の中から選ばれた、ミャンマーの女性です。

まだ22歳。
ファッションデザインを学び、いまも修士課程で学び続けながら、 デザイナーとして自分の手でものを作っている人です。

彼女が優勝を決めたのは、 じつはドレス姿でもウォーキングでもなく、 最終審査の、ひとつの問いへの答えでした。

「世界に影響を与えるプロジェクトを始めるなら、何を選びますか?」

彼女はこう答えたそうです。

いま世界で起きている争いの多くは、 誤解と、偏見と、”ちがうもの”への恐れから生まれています。
平和は理解から始まり、理解は対話から始まる。
たったひとりでも、心から多様性を大切にする人が増えたなら、 それは世界にとって意味のある価値だと信じています。

誰かを打ち負かす言葉ではなく、 つなぐ言葉で、頂点に立った人でした。

その心のありようが、 あの写真の、静かで晴れやかな表情に そのまま滲んでいる気がしたのです。

ふたりめ ―― 世界の頂点に立ち続けたモデルの、朝の過ごし方

もうひとりは、ミランダ・カーさん。

世界的なモデルとして長く活躍し、 いまはオーガニックスキンケアブランド KORA Organics の創業者・CEOとして、 4人の男の子のお母さんでもある人です。

彼女の美しさの秘密を探ると、 高価な何かではなく、 とても地味な「朝」に行き着きます。

朝5時半に起きる。

子どもたちが起きてくる前の、静かな1時間。

スマホを見る前に、まず20分の瞑想。

それから窓を開けて、 朝の光に手のひらをかざして、 その日への感謝をひとこと。

雨の日は、庭を潤してくれる雨に「ありがとう」。

感謝日記に、ありがたいことを3つ書く。

そして、レモン水とセロリジュース。

これを、18歳のころから20年以上、続けているのだそうです。

彼女は瞑想のことを 「神経系の錨(いかり)」と呼んでいました。

その小さな静けさの時間が、 子どもへの接し方も、仕事の決断も、 一日のすべてを変えてくれる。

彼女のブランドの哲学も、とてもシンプルです。

心には、あたたかい言葉を。
体には、ちゃんとした栄養を。
肌には、やさしいものを。

心と体と肌は、ぜんぶつながっているから――と。

そして彼女は、こうも言っています。

ウェルネスは、一度手に入れたら終わりのものではなくて、 毎日そこに”還る”もの。
大切なのは、あれこれ足すことではなく、シンプルにしていくこと。

ふたりに共通していた、たったひとつのこと

ミス・ワールドと、スーパーモデル。

華やかな世界の頂点にいるふたりなのに、 その美しさの源をたどっていくと、
どちらも、とても静かな場所に行き着きました。

ひとりは、「対話と理解」という心のありかた。

ひとりは、「朝の呼吸と感謝」という毎日の習慣。

ふたりに共通していたのは、

美しさを、外側から作っていないこと。

整えているのは、いつも内側。

見た目は、その結果として、あとから滲んでくるもの。

メイクや衣装は真似できます。

写真の撮り方も、演出も、真似できます。

でも、佇まいだけは、嘘をつけません。

内側の状態は、 表情の奥や、声の温度や、立ち姿に、 かならず現れてしまうから。

だからこそ、逆のことも言えるのだと思います。

内側が整えば、 誰でも、その人なりの美しさが 自然と滲み出てくる――と。

朝の散歩風景

むずかしいことは、なにもいらない

ミランダさんの朝を、 そのまま真似する必要はありません。

セロリジュースが合う人も、合わない人もいます。
(彼女自身も「みんなちがうから、自分に合うものを見つけて」と言っています)

ただ、あの朝の風景から ひとつだけ受け取るとしたら、これかなと思うのです。

朝、スマホより先に、ひと呼吸。

たった、それだけ。

窓を開けて、光や風に「おはよう」と言うだけでも いいかもしれません。

内側は、そんな小さなことから 静かに変わり始めます。

そしてそれは、
世界の美しい人たちが、 毎朝ほんとうにやっていることでもあるのです。

keko
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呼吸から入りたい方は、こちらに小さな庭を用意しています。
食から入りたい方は、四毒抜きとは?へどうぞ。

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