のどが教えてくれること
私が毎日持ち歩く「龍角散」という自然の魔法
バッグの中に、いつも入れているもの。
それは、のど飴でも、スプレーでもなく、龍角散。
派手さはないし、
「効きます!」と主張してくるわけでもない。
でも、
のどが「あ、無理してるかも」と小さく知らせてくる
その一歩手前で、静かに助けてくれる存在です。

水で流さない、という選択
龍角散を初めて使ったとき、
一番印象に残ったのは、
「水なしで飲む」という作法だった。
舌の上にのせて、
ゆっくり溶かし、
のどへ運ぶ。
薬なのに、
“治す”というより
「直接、届く」感覚がある。
微粉末の生薬が、
のどの粘膜そのものに触れて、
線毛運動をそっと思い出させてくれる。
無理に止めない。
無理に抑えない。
ただ、本来の働きに戻す。

この姿勢が、とても日本的だな、と思って、お気に入り
成分は、植物だけ
龍角散の有効成分は、たったこれだけ。
- キキョウ
- キョウニン
- セネガ
- カンゾウ
いずれも、
昔から咳や痰、のどの不調に使われてきた生薬。
余計なものを足さず、
眠くなる成分も入っていない。
シュガーレスだから、夜でも安心。
「効かせるために強くする」んじゃなくて、
邪魔をしない処方。

四毒抜きを意識するようになってから、この“引き算の思想”に、すごく安心するようになったんだよね。
江戸から、今へ
龍角散は、
江戸時代に佐竹藩の典医・藤井玄淵によって生まれました。
200年以上、人ののどを守り続けてきた薬。
その姿勢とデザインが評価され、2016年には
グッドデザイン・ロングライフデザイン賞も受賞しているんです。
流行らせるために変わらなかったものが、結果として、時代を超えて残った。

それもまた、「自然の魔法」だと思ったよ。
のどは、身体と心の境目
声が出ないとき。
のどが詰まる感じがするとき。
それは、
身体だけじゃなく、
気持ちも少し無理しているサインかもしれない。
龍角散を舌にのせて、
ゆっくり溶かしている時間。
私はいつも、
「今、静かにしよう」と
自分に言い聞かせている。
治す、よりも整える。
私が龍角散を選び続ける理由
・水なしで使える
・植物由来
・眠くならない
・甘くない
・のどに、直接、届く
どれも派手じゃないけれど、
日常にちゃんと寄り添ってくれる条件。
だから私は、毎日持ち歩いています。

のどのため、というより、自分を雑に扱わないためにね。

不調が出てから慌てるより、小さな違和感に、やさしく応えてあげる。
龍角散は、そんな生き方を思い出させてくれる薬だと思います。
静かで、強くて、変わらないもの。
もし、のどをよく使う人、乾燥しやすい季節を生きている人がいたら、
この「自然の魔法」、一度、試してみてほしいな。








