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自分を整えることは、世界への静かな献身

しぜんのまほう
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雑穀おにぎりと、具だくさん味噌汁のある日

最近、ふと思うことがあります。

人は、無理に変えられると、心を閉ざしてしまうけれど、
“選べる状態”になると、自然と変わっていくものなんだな、と。

食のことも、きっと同じ。

体にいいとわかっていても、やめられないものがあったり、
頭では理解していても、行動が追いつかなかったり。

それは意志が弱いからではなくて、
これまでの習慣や環境の中で、そうならざるを得なかっただけなのかもしれません。

そしてそれは、どこか今の社会のあり方にも似ているな、と感じることがあります。

知らないうちに選ばされているもの。
当たり前だと思っていたこと。
疑うきっかけすらなかったこと。

けれど、ほんの少しでも「別の選択肢」が目の前に現れたとき、
人は自分のタイミングで、それを選び取ることができる。

私は今、そんな“選べる余白”を、
食卓の中にそっと置いていくような暮らしをしています。

そんな一日から生まれた、一皿のお話です。

keko
keko

その日、第二キッチンには、やわらかい光が差し込んでいました。

特別なことをするわけでもなく、
ただ静かに、いつものように手を動かす時間。

冷蔵庫にあるものを眺めながら、
「今日はこれでいこうかな」と、体の感覚に従って決めていく。

そんなふうにしてできあがったのが、
今回の、雑穀おにぎりと具だくさんの味噌汁です。

ごはんは、白米に十五穀米と玄米を少し混ぜて、
そこに鰹節をふわっと加えました。

丸めたおにぎりには、
ひとつはばら海苔、もうひとつは、いわしとこんぶのふりかけをのせて。

母には「おはぎみたいで、おやつみたいね」と言われたけれど、
私にとっては、ごはんもおやつも、どちらも同じ“満たすもの”。

区別がなくなってきたのも、
食を整えてきた中での、小さな変化のひとつです。

そして、味噌汁は、冷蔵庫にあった野菜たちで。

にんじん、白菜、キャベツに、
出汁は鰹節と、肉厚のどんこしいたけ。

そこにほんの少し、クチナシパウダーを忍ばせて、
やさしい色合いと、奥行きを加えました。

味噌は、今回は米味噌を使っています。

特別なレシピというよりは、
その日の自分にちょうどいいものを、丁寧に重ねていく感覚。

けれど、そうやって整えた一食は、
思っている以上に、体と心に静かに響いてくるものです。

その日も、できあがったごはんを、そっと食卓に置いてきました。

無理に勧めることはせず、
ただ「こんな選択もあるよ」と、静かに置いていくだけ。

父はまだ、小麦や甘いものをやめることが難しいようで、
味覚も完全には戻っていない様子です。

けれど、それでいいと思っています。

変わるタイミングは、人それぞれだから。

一方で母は、少しずつ体の変化を感じているようで、
「こういうごはんの方が、やっぱりいいね」と話してくれることが増えました。

以前のように流されることなく、
自分の感覚で選べるようになってきたことが、何よりの変化だと感じています。

同じ食卓にいても、選ぶものは違う。
同じ話を聞いても、受け取るタイミングは違う。

だからこそ、無理に変えようとしなくていい。

ただ、そこに“別の選択肢”があること。

それだけで、人は少しずつ変わっていくのだと思います。

自分を整えることは、
誰かを変えるためのものではなく、

ただ、自分という存在を、
静かに、健やかに保つためのもの。

けれどその在り方は、
巡り巡って、どこかの誰かの安心や、やさしさにつながっていく。

そんなふうに思えるようになりました☺️

keko
keko

今回使った食材や、普段のごはんに取り入れているものは
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「整える食」が気になる方は
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