【読書】奇跡が起こる半日断食 著:甲田光雄

2001年に発行され、36刷を重ねる「半日断食」の名著です
奇跡が起こる半日断食 甲田光雄(著)

半日断食は朝食を抜くだけの断食ですが、継続して実行すれば、宿便が排泄され、宿便がたまるのを防いでくれます。
そして、これによって肥満や体調不良が解消するのは当然ですが、驚くことに高血圧、糖尿病、肝炎、リウマチ、アトピー、潰瘍性大腸炎、座骨神経痛などが治ったという人が続出。
脳も若々しく保つことができます。
本書は、半日断食の効能・効果だけでなく、半日断食の具体的な方法や体験談までを紹介。
読んで納得し、自分で実践できる内容を一冊にまとめています。
目次
序章 半日断食との出会い
第1章 半日断食のやり方
第2章 半日断食のすごい効果
第3章 半日断食で驚くほどやせて健康になった10人
第4章 半日断食で何病が治った、奇跡が起きた20人
第5章 半日断食の効果を高める西式健康法
第6章 半日断食なんでもQ&A
付録 断食・絶食療法が受けられる主な施設全国リスト
あとがき

実はね
油っこいもの、体に悪いもの、お砂糖が沢山入った甘いもの、
人間の身体に必要がないものを食べると、少しづつ感覚能力が鈍くなります。
本当の自分と繋がる感覚もどんどん鈍ります。

自分の感覚にアクセスできなくなると何がいけないかというと、
自頭で「物事を観る」というこができなくなるんだ。

そう。
一見、自分の意志で生きることをやっているようで、実は違う。
メディアとか、世間一般と言われる常識みたいなものに流され、
踊らされやすくなるんだよ。
今回はそんな眠った状態の自分を覚醒させる方法。
ついでに、あらゆる不調から立ち直る術にも繋がる話しをお伝えします。

脂肪が気になる人は実践しよう♪16時間ファスティング
現代栄養学では「朝食はしっかり!」と推奨されるし
絶食と聞くと抵抗感を持つ人も多いようだけど、でもね。人間本来の体のサイクルで考えると午前中は便や尿など、老廃物を出す時間なんです。


午前中は体内の老廃物と食物カスの排出に適した時間

体への補給、食べることと食べたものの分解に適した時間

吸収と体への同化に適した時間

体のサイクル的にも、朝は内臓を休めて排泄を促すことは理に叶ってる
空腹の状態を作ることによって自然治癒力も働き、傷ついた腸粘膜だって修復されるんだよ

実践のしかたは簡単。前日の夕食から翌日の昼間まで、
約16時間~18時間を固形物を食べずに過ごそう。

固形物を避けるだけだから、スープ、具なしのみそ汁とか、どうしても我慢のできないときは食べ物の中で一番消化の早い柑橘系フルーツを選ぶといいよ♪
正常細胞と傷ついた細胞がお互いに共喰いする仕組みを作る

ところで、お腹が空くと「きゅるるー」って鳴るでしょ
あれは恥ずかしいことではなくて、「モチリン」という腸のぜん動運動を促す消化管ホルモンが分泌されて体の中を大掃除してくれてるサインなんです

それと人の体は、お腹を空かせると正常細胞と傷ついた細胞がお互いに共喰いするシステムがあってね
傷ついた細胞、弱った細胞は正常細胞の餌になるので、
空腹によって、へんてこりんな病気のもとが絶たれるんだな これがww

最近 謎の風邪とか、体調不良が流行ってるじゃない!?
脂肪の気になる人は、16時間断食を日課にしてみたらどうかな
痩せすぎの人は、甘いもの、小麦粉製品、精製油、乳製品を抜いた食生活に変えることをおすすめするよ 詳細はこちら
1食抜くことで多少の散財も減らせ、マネーリテラシーも上がる!?
そして、16時間ファスティングを長年続けている人の間では以下の改善報告も聞きます。
・便秘
・花粉症
・膠原病
・気管支喘息
・肉体疲労
・関節リュウマチ
・アトピー性皮膚炎
・睡眠時間短縮
・美肌・ダイエット
・白髪減少、脱毛症改善
・イボやポリープの消失、縮小など
実は絶食とか断食は感染症対策とも繋がる昔の人の知恵でもあります

寺院仏閣に行くと必ず入り口のところに怖い顔した仁王がセットで立ってるよね

あれは魔物を寄せ付けないという意味のオブジェで、昔の人がとらえていた魔物とは、感染症のことで、目の前でバタバタ死んでいく様を祟りとしてみてたんだ

そして、入り口に入ると必ず手水という必ず手洗いをする場所があるよね。
現代においても、感染症はアルコールより流水で洗い流すのが一番の予防対策なんだよ。
(アルコールは手の上で不活化するだけだから、ウィルスは消えたわけじゃない)
そして線香とか香を焚くのは、バクテリアやウィルスを失活する殺菌剤みたいな役割を果たしているんだよ

宗教の中にも感染症対策というのがあって、その延長線上の1つに
オートファジーという共喰いを使った健康法(断食)があってね。
これらは進化生物学的なスケールで見た医学の1つの治療法なんだってさ
朝食を絶対抜いてはいけないと言う現代栄養学に反論を掲げて、筆者はこの半世紀余り、自ら朝食抜きを実行しながら、また何万人の患者さんたちにも朝食抜きを進め、その指導を続けてきました。
その間、現代学者たちから袋叩きに会うことも幾回となくあったわけです。
朝食抜きの1日2食主義を実行された人々の大半から、朝食を抜いたおかげで体調がたいへんよくなり、胃腸病はもちろん、高血圧症や肥満症、糖尿病、脂肪肝、それにアレルギー性疾患のアトピー性皮膚炎、気管支ぜんそく、花粉症などが好転してきたと喜びの声を聞くにつれ、朝食抜きの正しさを確信できるようになってきました。
これらの実績は、単なる理論ではなく、実学に基づくものであるだけに、他の誰がそれに反対しようと微動だにしない自信ができているのであります。
食べてはいけないと考えるのではなく「少食になりたい」と思って取り組むのが吉です。