咳き込みや不定愁訴でお悩みの方へ
しぜんのまほう しぜんのまほう
四毒を抜いて、呼吸を整えて、生き方を丁寧にしていくと──
ふと、気づくことがあります。
それは、心に刺さっていた串が、静かに抜けていくということ。
病=患者という字の「患」は「心」に「串」が刺さると書きます。
これはまさに、私たちが「本来の暮らし」からずれてしまったサイン。
昔から、繊細なものを追う必要のあった私がお手当てと呼吸を通して強く感じるのは、
その民族に合った食事をしていないと、心も体も乱れるということ。
日本人にとっての和食は、ただの文化や習慣じゃありません。
薬も、医療も、テクノロジーもなかった時代。
どうしたら元気でいられるのか、何を食べ、どう暮らすのが自然なのか──
それを真剣に考え続けた、先祖たちの知恵の結晶なんです。
和食には、
「いのちをつなぐリズム」があり、
「心をほどく力」があり、
「未来を整える愛」がある。
それを、戦後(1945年以降)の私たちはいつのまにか忘れてしまった。
でも、思い出すことはできる。
呼吸とともに。
食とともに。
自然とともに。
2020年からのコロナ騒動のみんなの様子を静観して、私は思うのです。
健康も、心の豊かさも、暮らしのリズムも。今こそ取り戻す時期なんじゃないかなって
「本当の私たち」への道は、日々の小さな一皿から始まるのかもね