硫黄島から届いた、80年越しの遺言
しぜんのまほう 自然の魔法 YONDOKU FREE|和食LAB

僕はね、日本の伝統的な食事は、単なる長生きのための健康法ではなく、「どう生ききるか」「どう終えるか」を支える仕組みだったのではないかと思ってる。

そう。元気でいるためだけではなく、最期まで“自分の人生を自分で生きる”ための、静かな土台と思う。
たとえば
玄米や雑穀
血管をしなやかに保ち、突然死を起こしにくい体をつくる。
味噌・ぬか漬け・納豆などの発酵食品
腸が元気であることは、免疫が最期まで落ちにくいということ。
海藻や小魚
カルシウムとビタミンDが、骨折から寝たきりになるリスクを減らす。
緑茶や梅干し
抗酸化と殺菌の力で、がんや感染症に強い体を保つ。
腹八分目という文化
代謝が落ちても、内臓に無理をさせない、先人の知恵。

こうして見ていくと、
民族食は「病気を防ぐため」だけのものじゃないことが、
自然と見えてくる。
玄米、海苔、ぬか漬け、そして四毒抜き。
それは単なる健康法ではない。
最期まで、
自分の足で立ち、
自分の口で食べ、
自分の意志で生ききるための選択。
言い換えるなら、
日本人の尊厳を取り戻す、静かな革命なのだと思う。

今日の一膳が、遠い未来の最期の姿をつくっている。
そう思うと、このごはんは、もうただの食事じゃなくなるね
