空気を汚さず部屋をまるごと暖める「サンラメラ」のお話
冬になると、毎年のように「暖房どうする問題」がやってきませんか?
私は寒いのは苦手。でも、エアコン暖房だけだと心許ない。


顔まわりは暑いのに、足元は冷える。
喉は乾くし、風が当たる感じにも疲れてしまう。
部屋自体は暖かいはずなのに、なぜか落ち着かなくない?
長いあいだ、「暖房ってこんなもの」と思って使ってきた私が
エアコン暖房の“あとから知った話”をシェアします。
ある日、エアコン暖房の内部は
カビが発生しやすい環境になりやすい、という話を知りました。
暖房運転後の内部には、湿気と熱が残りやすく、
条件だけ見ると、たしかにカビが好みそうだな…と腑に落ちました。
正直に言えば、
私は10年ほど、フィルターの埃掃除くらいしかしていなかったんです。
知らなかった、で済ませることもできたけれど、
知ってしまったあとは、どうしても気持ちが戻らなくなり…
何年も前から気になっていた「サンラメラ」
実は、サンラメラという遠赤外線ヒーターの存在は、
ずっと前から心に引っかかっていたんです。
価格は安くない。
スイッチを入れて、すぐ暖かくなるわけでもないけれど。
それでも
「身体の芯から温める」
「空気を汚さない」
そんな言葉が、消えずに残っていました。
そして今年、ようやく迎え入れるタイミングが来ました!

選んだのは、600Wタイプ。
届いたその日から、エアコン暖房は使わなくなりました。
私のサンラメラの使い方
購入時、販売店の方から勧められた使い方が
「冬のあいだは、家にいなくても弱でつけておく」こと
最初は少し意外だったけれど、
実際に使ってみて、これは理にかなっていると感じました。
私の使い分けは、こんな感じ。
留守中:200W
在宅で少し寒い時:400W
冷え込みが強い日:600W
サンラメラは、空気を一気に暖めるのではなく、
床や壁、身体そのものをじわじわ温める暖房器具。
冷えきってから温め直すより、弱くても温かさを保ったほうが、
身体がずっと楽なんです。
「気づいたら、冷えていない」
この感覚は、これまでの暖房ではあまり経験がなかったので記事にしました。
サンラメラは「ただの暖房」ではない、という話
購入時、販売店の社長から聞いた話が面白かったので少しここに書き出します。
サンラメラは、単に部屋を暖めるための暖房器具というより、
人が本来持っている回復の力を邪魔しにくい波長を出すよう設計されている、というものだそうです。
医学的なことは専門家ではないので断定はできないけれど、
ちょっとした不調のときに、サンラメラの前で温まっているうちに楽になった、という声は少なくない。とのこと。

実際に使っていても、身体を急に興奮させるような暖まり方ではなく、ただ静かに、邪魔をしない。
そんな感覚があるもんね。
量産できない理由
もう一つ、心に残っているのが、
サンラメラは、中の発熱パネルに特殊な技術が使われていて、量産ができない。
製造は群馬県。
ライン作業で流れ作業、という造りではなく、
一台を、一人の人が最初から最後まで組み立てる。
効率だけを考えれば、
今の時代には、正直あまり向いていないやり方だと思けど、
それでもこの方法を続けているというところに、
サンラメラという暖房器具の立ち位置が、少し表れている気がしました。
それでも寒い日は、どうしているか
正直に書くと、真冬の朝や寒波の強い日は、
サンラメラだけでは物足りない瞬間もあります。
そんな時は、以前から使っていたダイキンの遠赤外線ヒーターを、
短時間だけ併用するんです。
・朝の寝覚の間・帰宅直後・お風呂上がり・本当に冷える日だけ
即効性のある暖房で一時的に助けつつ、サンラメラが環境全体を支える。
今のところ、この役割分担が、今の私には一番しっくりきています。
「正解」ではなく、「納得」この冬、エアコン暖房を使わない選択をしたことで、
私はようやく暖房に納得できた気がしました。

価格もやさしくはないし、即暖性を重視する人には向かない機器なので、サンラメラが、すべての人に合うとは思わないけどね。
それでも
「暖かさで我慢したくない」
「身体をごまかさずに冬を過ごしたい」
そんな人にとっては、
選択肢の一つとして知っておいて損はない暖房器具だと思います。
暖房は、長年使ってきたものでも、
途中で「合わない」と感じたら、選び直していい。
寒さを我慢しないことと、身体をごまかさないことは、たぶん同じ。
この冬が、誰かにとって、少し楽な冬になりますように。








